2026年10月24日「水星逆行」

2026年10月24日「水星逆行」

星が、後ろへ進むとき。──2026年秋の水星逆行

夜空の星は、ときどき後ろへ歩きだす。

少なくとも、私たちの目にはそう映る。2026年10月24日、水星がふたたび「逆行」に入りました。占星術の世界では毎回ちょっとした話題になるこの現象。けれど、その正体を知っている人は意外と多くありません。

今回は、水星逆行とは何なのか、そして今回の逆行がなぜ特別なのかを、できるだけやさしくひもといてみます。

水星逆行とは何か──見え方の話

まず大切なことをひとつ。水星が本当に後ろ向きに進むわけではありません。

水星は太陽のいちばん近くを回る惑星で、約88日で太陽を一周します。地球は約365日。つまり水星は、地球よりずっと速く走っているランナーです。

その速いランナーが、地球と太陽のあいだを追い越していくとき。地球から見ると、星々を背景にした水星の動きが、一時的に逆向きに見えるのです。

この「見かけの逆走」は年に3回ほど、それぞれ3週間ほど続きます。動きが止まって見える転換点は「留(りゅう)」と呼ばれます。

占星術では──「再」の季節

水星は、古代ローマで神々の伝令役とされたメルクリウスの名を持つ星。占星術では、言葉・情報・移動・契約・テクノロジーを司るとされてきました。

その水星が後ろへ進むあいだは、連絡の行き違いや、予定の変更、機械の不調が起きやすい──そう言われています。

けれど、逆行は「悪い時期」ではありません。むしろ「再」の時間です。

見直す。読み直す。つながり直す。やり直す。

前へ進むことをいったん緩めて、置いてきたものに目を向ける。忘れていたアイデアや、言いそびれた言葉が、ふと戻ってくる時期でもあります。

2026年秋、今回の逆行が特別な理由

期間:2026年10月24日(土)16:13 〜 11月14日(土)0:54(日本時間)

今回の水星逆行は、はじまりから終わりまで、ずっと蠍座の中で起こります。逆行の途中で星座をまたぐことが多いなか、ひとつの星座にとどまり続けるのは珍しいこと。

蠍座は、深さ・秘密・変容をテーマに持つ星座です。表面ではなく奥底へ。言葉にならなかった本音や、見ないふりをしてきたものが浮かび上がってくる、と読まれます。

そしてもうひとつ。今回は金星逆行と重なる「ダブル逆行」です。

愛と美と価値を司る金星は、10月3日からすでに逆行中。10月25日に蠍座から天秤座へと戻り、水星とほぼ同じタイミング、11月14日(日本時間)ごろに順行へ戻ります。

言葉の星と、愛と価値の星が、そろって振り返りの時間に入る秋。人との関係、自分が大切にしているもの、その伝え方──それらをもう一度見つめ直すには、これ以上ない季節かもしれません。

この期間の過ごし方

  • 大切な連絡や予定は、いつもより一度多く確認する
  • データのバックアップをとっておく
  • 昔のノートや写真、しまいこんだ持ち物を見返してみる
  • 会いたかった人に、もう一度連絡してみる
  • 急いで決めず、内側の声が言葉になるのを待つ

見えないものに、形を。

水星逆行は、言ってしまえば「見え方」の現象です。星は何も変わっていない。変わって見えるのは、私たちの立っている場所が動いているから。

科学として見れば、ただの光の錯覚。けれど、人はその動きに何千年も意味を見出してきました。目に見える事実と、目に見えない意味。そのどちらも、きっと本当なのだと思います。

sajiring®︎がつくっているのも、見えないものの形です。誰かの記憶、ある日の空気、大切にしてきた想い。手に取れなかったものを曲げて、形にして、身に纏えるものへ。

振り返りの季節は、自分の中に眠っていた「見えないもの」に気づける季節でもあります。この秋、ふと戻ってきた記憶があったら、それはきっと、形になりたがっているのかもしれません。

Bend your reality.


※日付・時刻は日本時間です。占星術の解釈には諸説あります。

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